読書は投資?本にお金をかけるのはあり?惜しまない姿勢で失うもの

更新日:

よく、「読書は最高の投資だ!お金を惜しむべきではない」と言う人がいるが、僕はその意見に反対だ。なぜなら、本は売る為に作られているから。そして、自分で実際に本に多額のお金をかけた経験があるから。投資は、お金をかければ何でもいいわけではないと気付いたから。

自己投資なら何でもいいわけではない。お金をかければかけるほどいいわけでもない。何に投資するのか、いかに少ない元手で高いリターンを得るかを考えなければいけない。考えてみれば、資産運用としての「投資」では、それは当たり前のことなのだ。

お金をかければ知識量が増えるわけでもない

本は売る為に作られている

これが大原則である。本屋で売られている数学の参考書だって、結局は売る為に作られている。成功原則など存在しない「ビジネス」について書かれたビジネス書などは、「いかに売るか」を考えて作られているのが普通である。お金のノウハウ本、自己啓発本なども、センセーショナルなタイトルや帯が重要になるだろう。

この原則を考えると、「読書は最高の投資だ!」が、出版社や本屋が使いそうなキャッチコピーに思えてこないだろうか。投資において、他人にお金を献上するだけの弱者は、ただの「カモ」である。

読む本のジャンルによって違うこと

それは、「実用的な知識が得られるかどうか」の部分。例えば、以下のようなジャンルの本を買えば、結構な確率で実用的な知識が得られるだろう。

  • 数学や物理、英語などの「教科」の参考書
  • 医学や法律、音楽理論などの専門書
  • 資格の勉強ができる参考書
  • 料理レシピ本

これらのように、「確立された何か」を学べる本を買うのは、それなりに実用性が高いと考えられる。逆に、以下のようなジャンルの本は、「そもそも本当に役に立つのか?」という疑問が生じやすい。

  • ビジネス書
  • 自己啓発本
  • マネー本、投資ノウハウ本
  • 恋愛ノウハウ本

このようなジャンルの本には、「そのノウハウに再現性はあるのか?」という疑問が生じやすい。

そのノウハウに再現性はあるのか

マネー本として有名な「金持ち父さん貧乏父さん」や「ユダヤ人大富豪の教え」などがあるが、これらはそもそもからしてフィクション、要は作品である。作品から学べるノウハウに、誰でもそれが再現できる要素である「再現性」があるだろうか。投資本や自己啓発本なども多々あるが、「その成功方法って、本当なの?」と疑う姿勢は大事だと僕は考えている。

ビジネス書に関しては、「ビジネスに成功原則なんてない」と結論付けている面白いビジネス書もある。

本として出ているから、その内容が信用できると考えてしまう人もいるだろう。僕も以前はそうだった。しかし、「投資」をするなら、その投資対象の信憑性を調査するべきだと気付いた。疑う心も、時には役立つはずだ。

内容の信憑性、再現性に疑問が生じるジャンルの本を買うなら、注意が必要。「それを買うことで金銭的なリターンが得られる」と期待しているなら、尚更だ。

「読み物」として本を読む

期待リターンが得られずにガッカリしない為に、一つ提案がある。それは、「再現性に疑問が残るジャンルの本は、楽しむ為に読む」というもの。マネー本や自己啓発本、ビジネス書などは、読んでいると何だかんだで面白い。いい暇潰しにはなる。そして、たまには「ああ、そういう考え方もあるのか」などの見聞を広める機会も与えてくれる。

リターンなど最初から気にしなければ、再現性に疑いが生じるジャンルの本を読むのも面白い。スマホゲームなんかやるよりも、よほど有意義かもしれない。

しかし、一度本気で疑うようになると、そういうノウハウ本などを全く読まなくなってしまう人もいる(僕はたまに読んでいるけど)。読まなくなったら読まなくなったで、浮いたお金で資産形成のチャンスを作れるのだが。

学んだことを実践できるか

ついでに言うと、読書を投資にしたいなら、実践することは不可欠である。営業の仕事に活かそうと思ってセールス本を読んだのに、いつものやり方に固執していては何の発展もしないだろう。実践すれば、「このノウハウは役に立った・立たなかった」などの結果が返ってくる。再現性の検証もできるわけだ。

たまに、「結果が出ないのはやり方が悪いからだ・努力が足りないからだ」と言う人もいるが、それは再現性の問題を無視している。確かに、努力が足りないこともあるだろう。しかし、これの見極めは難しい。投資の撤退は投資家のセンスと運が重要なので、各々で判断するしかない部分も大きいのが残念である。

ちなみに、ノウハウには、人によって合う・合わないの問題もある。性格的に拒絶反応が起こるなら、無理に取り入れる必要もない。

本にお金を惜しまなくなるとお金を失う

本の多読をすればいいという思い込み

買い漁った本のほとんどが、残念ながら再現性が皆無なノウハウ本だらけだった場合、ゴミみたいな証券を買ってしまった残念な投資家と変わりない。それなのに、それを「投資だ」と言い張るのはただの現実逃避である。

リターンを期待した投資をする場合、優良な投資先に資本を投じる必要がある。その前提を無視して、「読書は投資だ!」と思い込むのは、ただの浪費家と大差ない。その分のお金で夕食の食材でも買った方が賢い選択である。

本だってそんなに安くない

新書ばかり買い漁れば、一ヶ月で一万円以上消費することだって可能だ。しかし、それが役に立たない本の大群、リターンを生まない「売る為岳の本」だった場合、「投資の失敗」である。一ヶ月の一万円分の本を毎月買っていれば、年間で12万円になる。つまり、本を買わなければ12万円の資産(貯蓄)が出来上がっている計算になる。それなりに投資ができるなら、その分を優良企業の株式や優良な投資信託などに投資して、お金はもっと増やせる。

役に立つかわからない本に年間12万円も使うのと、使わないで12万円の貯金を作って将来の安心を積み重ねていくのでは、どっちがいいだろうか。

お金を大切にするということ

お金を使うというのは、そういうことだ。「使わない」という選択をすることにより、貯蓄という資産を作ることもできる。無理に増やそうとか思わなくてもいい。単純に「使わない」というだけで、無駄な投資なんかするよりも資産形成ができるのである。

本物の億万長者についてガッツリ調査して書かれた本「となりの億万長者」によると、数億円の資産を持っている人ほど、お金を使わないように気を付けているらしい。

考えてみれば、当然のことだ。お金を使わなければ、その分のお金で資産形成ができる(別に貯金でもいい)。何とかしてお金を使おうとする人ほど、金持ちから遠ざかってしまう。派手である必要はない。地味で我慢強い行動も、大切だということだ。金持ちになれない人は、我慢ができないということか。

お金をかけないで本を読む方法

別に、本を読むのが投資にならないわけではないし、完全に否定しているわけでもない。有意義な読書も数多くある。しかし、読書を投資として捉えるなら、やはり「少ない元手で」は意識すべきである。新品にこだわるのは、浪費家の証かもしれない。

中古本を買う

Amazonなどで安値を探すのもいいし、ヤフオクやメルカリという手もある。また、個人がやっているような古本屋をたまに覗くと、それなりの本がかなり安値で売られていることもある。

知人から借りる

本をたくさん持っている知人がいれば、貸してもらうこともできる。この際の元手はゼロだ。でも、借りパクはダメ、絶対。

図書館を積極的に利用する

意外と使ってない人も多いであろう図書館。図書館にもよるが、意外とマネー本や投資本、ビジネス書なども豊富に扱われているものである。しかも、利用するのは無料だ(「図書館法」という法律で決まっているらしい)。読み返したくなったら、また借りることもできる。これを使わない手はないだろう。

>>お金の勉強の仕方7選!初心者向け!本やセミナーなどで学ぶ

-お金の本

Copyright© お金の勉強をしよう , 2018 All Rights Reserved.